学びの時

滞りがちなこちらのブログですが、いったい日本にいない今は、何してるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 今、第一にしているのは、本当に大人になるのに頑張ってます、というところでしょうか。

 長い間、一人、もしくはパートナーとやってきていましたが、この1月からはスタッフが、2月からはインターンも入り、色々と仕事の体制が変わってきました。ある意味、これまでは自立してやっていければそれでよかったところが、これからは、一人で前に進み続けるのではなく、助け合いながらチームを前進させていく立場となりました。

 私はオーナーですから、お店の目指す方向性が決められますし、そのために努力できます。そして、その努力が何よりも自分にとって意味があることだと知っています。でも、スタッフやインターンにとっては違います。でも、仕事の中から、彼らなりの喜びが見つけてほしいし。また、セレナを去る日に、彼らの人生の糧になるものを身に着けて行ってもらいたい。

 

 今までとの立場の違いを感じています。スタッフを助け守る立場になったこと、そろそろ40と思うと当然ですが、思ったよりも大きな意味を持っている気がしています。そこで、リーダーシップについて、マネージメントについて、そのほか、働きやすい環境についてなど、手あたり次第本を読んで勉強している次第です。

 バイオリンとは関係ないといえば関係ないですが、今は、働く人が幸せな組織づくりのための土壌作りの時間と考えています。

 

 また、同時に、今年から地元の音楽院のオフィシャルスポンサーになり、才能ある子どもたちを色々な形でサポートする立場になりました。そこでも、たんにバイオリンをうまく修理できるとか、いい弓を探して来れるとかだけではない、総合的な力を求められています。ここでも、今まで学んできたこととは全く違うことを学びなおす必要を感じているのですが、意外に組織づくりの勉強が役に立っていたりして面白いです。

 

 楽器も音楽もビジネスも、結局人間が作り出すものです。根本的に人間らしくあること、そこにキーがあるのだと思っていますが、有機的な組織を作っていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Write a comment

Comments: 1
  • #1

    猫ママ (Sunday, 29 April 2018 22:35)

    バイオリンに関わりだして20年、
    お店にインターが入り、オフィシャルスポンサーも決まり
    新しいステージが始まりましたね。
    楽器、セレナとの出会いが皆に幸せをもたらすものとなりますように