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分数楽器どうする問題

どうしましょうねえ。

下手したら1年も使わない分数楽器にどれだけお金がかけられるのか。というか、かけるべきなのか。どうしたらいいでしょう。

 

 一番手っ取り早くてある程度確実なのは、同じお教室の生徒さん内で楽器を回している方法。小さくなった楽器を次の生徒さんが買うっていう方法ですね。先生にもよりますが、結構多くのお教室でやっている方法です。で、そのクオリティーはというと、先生次第です。全体的な生徒のレベルに比例します。コンクールに出るような子がいる先生だと楽器も高いし、色々な体験をさせたいの一環で数ある渡り歩く習い事の一つみたいな生徒が主な先生のところはやっぱり、最低ランク、という感じです。

 

 このブログを読んでいらっしゃる方は多分、そこそこ熱心にやってらっしゃると思うのでそこそこ熱心ぐらいの方向けに書いてみたいと思います。コンクール全国大会目指してます、みたいなお子さんは一握りですし、そういうお子さんはやはり先生のご紹介で楽器は探していくのでここでは省かせていただきます。

 

 さて、毎日ちゃんとお稽古してる。別にプロ目指してるわけじゃないけどやるならきちんとやってほしい。

 それとなったら、ただ、練習しなさいって口うるさく言う以外のサポートが求められている、と覚悟が必要です。

 その一つが、ちゃんとした楽器を与えること。毎日ちゃんと練習するけど、一番安いのをオンラインで、はちょっといただけません。オンラインで売ってる楽器って、基本的に楽器そのものが使えないというよりちゃんとセットアップしてないです。毎日、練習させるのに、体に負担になったりまともな音程で弾きかねるような楽器を与えても百害あって一利なしです。1/32とかならともかく1/16以上はちゃんとした楽器屋で買うか、いい中古を買いましょう。今時は、レンタルという手もあります。中古だった場合は、弦は切れてなくても新しくしましょうね。

 

 オランダは分数は基本レンタルです。レンタルのいいところは、小さくなったら気兼ねなく次のサイズに進めること。それから初期費用の安さですね。ただ5歳以下のお子さんだったら買ったほうが、親の精神安定上いいと思います。というのは、なぜかバイオリン構えててバイオリンが落ちるとか、大人からは想像しがたい事故が普通に毎日のようにおこります。

 

 さて、日本だとちゃんとしてるなあ、と思うとだいたい分数でもセットで10万くらいからでしょうか。そのくらいの楽器だと別にすごくないし中国製だけど普通に問題なく整備されてて使える印象です。

 

 さて、オランダでは、基本、中国製の楽器レンタルは1/2と3/4ではやめました。なぜってやっぱり音が全然違うし、中国製楽器を借りることヨーロッパの古い楽器を借りていく子ではその後の定着率が全然違うから。

 

 やっぱり、別に特別才能あるとかよっぱど練習熱心とかじゃなくて普通の子供でも分かるんですよね。なので、別にヨーロッパのお高い楽器を与えましょうとは言いませんが、もし、子供にバイオリンもっと楽しんで熱心にやってほしいと思っているなら、一番安いのをとりあえず、はやめましょう。そこに行きつく前に辞める確率高いです。

 

 そんなこんなで目安を書いてみましたが、ヨーロッパ製分数を都内でレンタル、もしくはオンラインで注文日本全国発送とかできたらうれしいなあ、と思っています。それにつきまして、日本でその部分の事業を共にやってくださる方、もしくは、委託契約で事業展開してみたい、なんて野望がある方いたら、ぜひ、立候補いただけたらと思います。

 

 

 

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